DAIWA防災学習センターを訪問しました

防災情報

2026年2月14日(土)、自治会合同研修会(地区委員・女性部、参加38名)として、DAIWA防災学習センター(大府市防災学習センター)1を訪問しました。消火器訓練、煙体感訓練、水害・地震体感訓練などを通じ、防災意識を高める貴重な機会となりました。以下、訓練の様子をご報告します。

集合写真

小垣江から車で30分弱です

消火器訓練

消火器を備えているご家庭は多いと思いますが、実際に使用した経験のある方は多くないのではないでしょうか。本防災学習センターは、大府市消防署 共長出張所と隣接しており、防火訓練も実施できます。今回は水消火器を利用し、放水訓練を行いました。

消火器訓練

煙体感訓練

煙が充満した室内を、手探りで歩行する訓練です。ここでは無害な煙を使用していますが、実際の火災では一酸化炭素を含む有害な煙に巻かれることになります。室内は真っ暗で、方向感覚を失ってしまいます。

説明してくださったのは消防OBの方でした。「煙から逃れようとして部屋の四隅で亡くなられている場合が多い」とのお話を伺い、煙の恐ろしさを改めて実感しました。

いざ、突入!

地震・水害の動画視聴

地震発生時の様子をドラマ化した映像と、東海豪雨発生時の証言映像を視聴しました。前者は被災者目線で描かれており、臨場感の高い内容でした。後者は境川が氾濫した場合の危険性を伝えるもので、東海豪雨を経験した消防隊員の証言で構成されていました。

東海豪雨のとき、何が起こったのか?

いずれも「大府ではどうなるのか?」を考えさせられる内容でした。東日本大震災や能登半島の状況を見て、「自分の住む場所は違う」と思っていないでしょうか。

ハザードマップを確認すると、小垣江地区は刈谷市内でも特に浸水リスクの高い地域です。改めて、災害を自分事として具体的にイメージする大切さを感じました。

水害体感訓練

このコーナーでは、車に乗車中に浸水した場合の危険性を体感できます。50~60cm程度の浸水でタイヤが完全に水に浸かると、エンジンが停止し、窓も開かなくなる場合があります。ドアも水圧で開けにくくなります。本設備では、その状況を疑似体験できます。

クルマが浸水すると、ドアが開きません!

「窓を割るためのハンマー」を備えている方もいらっしゃると思いますが、説明員の方によれば「ダッシュボード内に収納しているケースが多い」とのことでした。

購入しただけで安心せず、軍手で包んでドアポケットに入れておくことが望ましいとのことです(写真参照)。

窓ガラスを割るハンマー
軍手でくるんだハンマー

また、ハンマーがない場合は、エンジン停止前に窓を開けておくことが有効だと教えていただきました。

さらに、ひざ下程度の浸水を模擬した体験コーナーもありました。一見すると遊具のようですが、実際に歩いてみると突起物や穴があり、足を取られたり転倒したりする危険があります。

実際の浸水時には、泥水で足元が見えない中、外れたマンホールや側溝に転落する事故も起きています。傘など棒状のもので足元を確認しながら、慎重に歩く必要があることを学びました。

ひざ下浸水を模した、ボールプール

地震体感訓練

震度5相当の揺れを再現した室内の様子を見学しました。食器棚は倒れ、室内は散乱状態となります。吊り下げた調理器具も飛散します。

食器棚は固定しましょう!
避難経路を確保しましょう!

食器棚の固定はもちろん、「使わない食器の断捨離も重要だ」と教えていただきました。また、通電火災2を防ぐため、避難時にはブレーカーを落とすことも大切です。自宅だけでなく、隣近所にも声を掛け合うことの重要性についても学びました。

その他のコーナー

時間の都合上、見学できませんでしたが、防災グッズや各種消防設備を展示したコーナーもありました。就学児から高齢者まで、防災意識向上に役立つ施設でした。

防災グッズ展示コーナー
消防設備展示コーナー

  1. いわゆるネーミングライツを冠した大府市の施設。大府市に本社を置く、大和機工株式会社の名前を冠しています。 ↩︎
  2. 地震で倒れた電気ストーブなどが、電源が復旧した際に火種となって引き起こす火災のこと。その他、電線の切断などによって、漏電火災などが発生することがあります。阪神淡路大震災や東日本大震災で発生した火事の多くが、電気火災であると言われています。地震が発生すると、自動的にシャットダウンされるブレーカーもあります。 ↩︎

(文責:R7年度 地区長代理・防災士 稲田 豊)